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河南省橋崩落事故 死者数に疑問の声

2013年02月03日
 
【新唐人2013年2月4日付ニュース】2月1日、中国河南省の高速道路で、花火や爆竹を積んだトラックが走行中に爆発し、現場の橋が崩落する事故が発生しました。当局が発表した死亡者数は当初の26人から、次々と変えられ、最終的に9人となっています。これには地元市民らも疑問を投げかけます。
 
今回の橋崩落事故に対し、中国の政府系メディアの報道は当初から錯綜していました。2月1日午前10時過ぎ、中央ラジオ局は、“花火や爆竹を積んだトラックが爆発し、26人が死亡した”と報道。一方、昼12時頃、地元警察は11人の死亡を確認したと発表しました。
 
“新華網”の報道では4人が死亡し、8人が負傷。複数の車両が橋から転落し、現場では6台の車両から12人を発見したと報道しました。
 
午後3時半頃、中央テレビは現場からまた遺体が発見され、死亡者は6人になったと報道。地元三門峡(さんもんきょう)市の宣伝部は、1日午後5時50分現在、9人が死亡、11人が負傷したと発表しました。
 
午後6時半、我々は三門峡市の各部門に事故の死亡者数を問い合わせました。
 
河南省三門峡市義馬市公安局 交換手
「警察が現場で調査していて、情報はまだこちらに届いていません」
 
河南省三門峡市交通局 交換手
「幹部と救援者たちは現場にいます。こちらは当直室で、現場の状況はわかりません」
 
地元市民の馮さんは、橋の崩落を目撃したそうです。
 
目撃者 馮さん
「多くの車が転落し、橋も壊れ、崩落しました。転落した車は全部粉々になりました。当時現場の人から聞いた話では、死者は少なくとも30人以上です。転落した車だけでも20台以上ありましたから」
 
新華社の報道では、BYD車を運んでいたキャリアカーも事故に巻き込まれ、多くの小型常用車が転落。車両の数と公表した死亡者数は矛盾しないとしています。
 
花火と爆竹の爆発で橋が崩落したことに対し、中国のミニブログでは大いに盛り上がっています。書き込みを見て見ましょう。“爆竹の爆発で、車が爆発していないのに、橋が崩落した。なかなかの特殊効果ではないか”。“花火の爆発が高架橋を崩落させることができるなんて、重大な国家機密の漏洩だ”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)
 

    

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